2月といえばバレンタインデー。
昨今では、チョコレートを友人と交換したり自分へのご褒美にといろいろな贈り方があるようです。
思わずちょっとつまんでしまう甘くておいしいチョコレート、これがなかなか甘くみてはいけません。
ヒトも虫歯菌も大好きなチョコレート
チョコレートなどの甘いものを食べると虫歯になりやすいと聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
チョコレートは主な原料であるカカオに砂糖を加えています。
虫歯を引き起こす虫歯菌は、糖分が大好き。いっぱい食べようと歯を溶かす酸をどんどん出すため、甘いものを食べると虫歯のリスクが上がってしまうのです。
・糖分が多い
・歯にくっつきやすい
・だ液やドリンクを飲んでも流れにくい
歯と歯の間などに入り込みやすいチョコレートは、磨き残しの原因にもなります。
虫歯になりにくい食べかた
とは言っても、チョコレートはおいしいもの。
虫歯になりにくい食べかたのポイントをご紹介します。
1. 長時間食べない
だ液は、歯が少し溶けても修復させて元に戻そうとする働きがあります。
ずっと食べていると修復の作業が間に合わず、虫歯になるリスクは高まってしまいます。
歯に休憩をさせるつもりで「長時間食べかすが口の中に残らないような習慣」を身につけましょう。
2. 寝る前にはなるべく食べない
寝る前にチョコレートやジュースなどの甘い物を食べて、歯磨きをせずに寝てしまうと大変です。
だ液の量が少なくなる夜中に、虫歯は作られると言われてもいます。
水で口をすすぐ程度ではあまり効果がないので、寝る前の歯みがきは忘れないようにしましょう。
3. 歯に付いたままにしない
できるだけ食べたは後すぐに歯を磨きましょう。
歯磨きが難しい場合は口をすすぐか飲み物などで洗い流し、口の中にチョコレートが残っている時間を短くすることが大切です。
4.だ液を増やす
お口の中を守ってくれる強い味方、だ液。
だ液は口の中の細菌や酸を洗い流したり、歯の再石灰化を促進するという役割もしています。
日頃から食事やお菓子を食べる時はよく噛んで、だ液の分泌を促すことが大切です。
たしかに虫歯になりやすいお菓子の様に思えるチョコレートですが、食べ方しだいでそのリスクは下げられます。
チョコレートを悪いものとするではなく、食べ方に気をつけ、おいしくいただくためにもお口のケアはしっかり行いましょう。