桜の開花も間近となってきた秋田、グレーだった景色が春に染まり始めてきています。
“春眠暁を覚えず”という教科書にも載るくらい有名な言葉があるように何だか眠いそんな時期。
さて、皆さんは寝る時どんな体制で寝ているでしょうか。
とある調査では「仰向け」がトップ、次いで「横向き」「うつぶせ」となるようです。
この中のうつぶせ寝、実は歯にとって少々要注意です。
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うつぶせ寝が歯並びに影響?
結論から言うと「影響を与える可能性がある」となります。
姿勢や寝相も歯並びを変える大きな要因の1つなんです。
人間の身体の中で1番重いとされる頭。
その重さが顔や歯、下顎に集中することで、徐々に歯並びの悪さに繋がってしまいます。
たった数十分分うつぶせ寝をしただけでも、歯や骨は少しずつ動いてしまいます。
ほんの少しの時間であれば歯並びなどへの影響力はほとんどありませんが、毎日積み重なることで、歯並びや顎のバランスが崩れていきます。
子どもの場合、顎や歯は成長途中で柔軟性が高いため、うつぶせ寝が長期間続くと歯の位置や顎の形に変化を引き起こし、歯列不正(不揃いな歯並び)につながる可能性があります。
矯正治療への影響も大きく、せっかく治療を始めたのにうつぶせ寝により効率よく治療が進まない…なんてこともあるため注意が必要です。
歯並びだけでなく、顎の発育の妨げや顔の歪みにも繋がってしまう恐れがあります。
うつぶせ寝以外にも歯並びに影響する習慣
■頬杖
写真を撮る時のポーズではなく、寝っ転がって漫画や動画を見たり、何となくスマホを弄っている時など、普段の生活の中で無意識に頬杖をしている人もいるかと思います。
頬杖をして手が当たっている部分の歯が舌側に入り込むことで、歯列が徐々にV字型に傾いてしまいます。
■舌癖(ぜつへき)
舌癖とは、舌で上の前歯の歯の裏側や、下の前歯の歯の裏側を押している、または、歯と歯の間から舌をだしてしまう舌の癖のことをいいます。
舌癖がある方の中には正しい舌の位置が分からず、定まっていない場合もあります。
■口呼吸
口呼吸をすると、舌が上顎に正しく収まらず、下に落ちた状態が続きます。
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うつぶせでないと眠れないという方もいるかと思いますが、できるだけ仰向けで寝るなど、少しずつ意識してみることから始めてみましょう。
怖がりだった幼少期「夜に目が覚めた時おばけを見てしまうかも…」とうつぶせ寝の癖のまま大きくなった人もいます。(今は逆に仰向けでないと寝れないとか。念の為言っておきますが私のことではないですよ!)
なかなかすぐに直すのは難しいかもしれせんが、意外と別の寝方でもイケると分かればイケるものですよ。