今年は降雪が少なく過ごしやすい！このまま春に…となった頃に天気予報の雪マーク。
まだ気は抜けませんね。どうか雪も花粉も控えめでありますように…

お話は変わり今月のコラムです。
ご自身の舌をご覧になることはありますか？
歯磨きの際に洗面台の鏡で見た時に、何だか舌が白い…と感じたことはないでしょうか。
この白いものは舌苔（ぜったい）といい、一言でいうと舌の汚れです。

口臭の約6割が舌苔？

舌苔は、舌の表面にある凹凸に食べカスや細菌がこびりついている状態です。
口臭の原因は他にもありますが、健康な方、歯はきれいに磨いているのに臭いが気になるという方は、もしかしたら舌苔が原因かもしれません。

 

つきやすい人と取り方

舌苔がつきやすい原因には汚れのほか、口の中の乾燥でもつきやすくなります。
汚れや細菌を洗い流したり、細菌の増殖を抑える働きがある唾液が少ない場合は要注意。

① 口の中をキレイにできていない
間食することが多い・食後（夜寝る前）に歯みがきしない
② 口が乾燥している
口呼吸をしてしまう・お話をすることが多い
③ 唾液が少ない
強いストレスが続いている・舌の運きが活発でない

舌の中央から後方にかけての奥の部分は特につきやすくなっています。
付け根に近い奥は唾液で洗い流されない、あるいは舌を動かしても上あごと接することが少なく溜まりやすいなどで、細菌の増殖がしやすいのです。

■取り除き方
舌苔自体は病気ではないものの、放っておくと虫歯や歯周病、口臭のリスクも高まります。
舌の表面は凸凹していて、うがいでは舌苔を落とすことはできません。

ケアには、専用の舌ブラシ（またはやわらかい歯ブラシ）を使用しましょう。
一気に全部落とそうとゴシゴシ擦るのはNG！舌は傷つきやすいため、やりすぎは逆効果です。
無理して取り除こうとせず、毎日少しずつ取り除くようにしてください。

１日１回、舌苔の量が多くなる朝に行うのがおすすめです。

磨いても白いのが残っているのは…

舌苔が白く薄くついている程度の場合は、健康な状態の舌苔です。
無理に舌苔を取り除いてしまうと舌に傷がついて、剥がれた細胞がさらに舌の表面に蓄積したりすることで、舌苔が増える原因になり、逆に口臭が酷くなると言われています。

舌苔を除去することは口臭予防につながるほかにも、食べ物をおいしく味わえることにもつながります。
正しい舌のケアを知りたい場合はお気軽にご相談ください。