たつやデンタルクリニック

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たつやデンタルクリニック

<コラム>日本むかし“歯”はなし

あたたかくなるのは嬉しいけれど、虫が増えてくるのが嫌!という方もいるかと思います。

昔々おじいさんおばあさんが子どもだったころよりもっと昔、今から300年ほど前まで、虫歯は本物の「虫」が原因だと言われていたようです。

虫歯菌を虫としたらあながち大間違いではないものの、口に虫がいる想像はしたくありませんね。

 

引っこ抜かれて穴だけが増えていく

紀元前のころには一部の地域で既に行われていた歯を削るという治療が日本で行われるようになったのは明治はじめ頃。

それまでは「歯が痛い」となった場合の治療法は
「棒で突いて痛みを和らげる」
「歯を抜く」でした。
抜く時は麻酔なしです。
これは痛い。そして怖い。

開国後の明治、外国人歯科医師たちがが診療所を開業していき、日本にも歯科治療が徐々に広まっていったとのこと
今の治療を広げてくれたことに感謝するばかりです。
麻酔なしで歯を抜かなきゃいけないのは私も流石に躊躇います。

 

狩りから稲作へ虫歯事情

さらに遡ると、縄文時代には既に虫歯があったことが確認されています。
一説によると当時の狩猟採集民の中では世界でダントツ高い虫歯率なんだとか。

動物の肉だけでなく、主成分が虫歯菌の栄養となる糖でできているデンプンのイモやクリ、糖質を含む木の実などを食べていたからではないかと考えられています。 

「歯みがき」にあたる行為は、平安時代より行われていたとされています。
虫歯の治療が正しく行われはじめたのは上で挙げた通り明治時代から。
現在の歯ブラシが日本で広まるまでは、楊枝のような道具で歯の汚れを落としていたとされ、その習慣は明治時代近くまで続きました。

無理やり歯を抜くのを治療としていた時代を想像すると、今の治療にありがた~い気持ちになり、キュイーンと歯を削る音の怖さも少しばかり緩和するのではないでしょうか???

予防のためやご相談でも構いませんので、歯のことはぜひ当クリニックにお越しください!

 

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